マンチカンの特徴とかかりやすい病気

マンチカンの特徴とかかりやすい病気

マンチカンというのは常染色体の突然変異の個体から交配を繰り返して固定された猫です。

そのため、通常の猫に比べてかなり足が短く、体型で言うとダックスフンドやコーギーのように見えます。足が短いとはいっても日常生活に何ら支障はありませんので、心配することはありません。

 

足は短いですが足は意外と速いですし、ジャンプや木登りはそれほど苦にしないので、マンチカンの運動能力は「猫のスポーツカー」と呼ばれるように他の猫種とそれほど変わりありません。
ただし、足の短さゆえにシャンプしてひとっ跳びで障害物の上を飛び乗るのはあまりうまくないですが、段差を使って素早い動きで器用に飛び乗るのは得意です。

 

ペットショップなどで販売されているマンチカンの中には短足のものがある一方で、普通の猫と同様に長足のものもあります。
足がどちらにしてもマンチカンということであれば血統書がつきますが、特徴と言えば短足なので、特徴が出ていない長足のものは短足のものよりも安く販売されています。

 

マンチカンは足の骨格が短いということから関節性疾患にかかりやすいです。

関節に起こる病気で有名なのは椎間板ヘルニアです。
それは骨と骨との間のクッションの役割を果たす椎間板が加齢や遺伝などによりそれが飛び出してしまうという病気で、そのことによって末梢神経が圧迫され激しい痛みを起こします。
人間の場合はそれによって死亡するということはないですが、マンチカンの場合は神経が圧迫されるため感覚の伝達が正常に行われなくなり、それに伴って歩行障害や麻痺などが起こり、場合によっては死亡することがあります。
関節性疾患になる可能性を抑えるためには、日頃から食事や運動などに気を付けて太らせないようにします。