犬がかかりやすい病気はある?【0歳~1歳】の犬が注意するべきこと

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眠った赤ちゃん犬

生まれてからすぐの0歳から1歳までの子犬は気温や環境の変化に慣れておらず、免疫力が弱いため成犬に比べると病気になりやすいといえます。

生後3か月までは室温や室内環境を常に気にして病気にならない環境を作り、ワクチンを接種したり、成長期の子犬用の食事を与えてください。細かい変化にも注意して、積極的にケアをするという気持ちでいたほうがいいでしょう。

生後3か月までの子犬は低血糖症に注意

病院で診察される子犬

生後3か月までの子犬全般にいえることですが、血中の糖分濃度が低下してしまう低血糖症に注意してください。子犬というのは普段の食事量が少なく、体内で糖分を作ったりそれを貯蔵する仕組みが発達していないために、低血糖状態になってけいれんや発作などが起きてしまいます。

低血糖症は空腹時になりやすいので、ドッグフードの与える回数を増やします。特に冬場の寒い時期は体温を維持するためによりエネルギーを要しますので、普段よりも食事を与える回数を多くします。もし低血糖症になった場合にはブドウ糖を飲ませるか注射をすることで対処します。ブドウ糖がすぐに用意できない場合はポカリスエットやアクエリアスのようなスポーツ飲料水でも大丈夫です。

感染症を予防するワクチン接種

2匹のふわふわの子犬

子犬は出産間際に母犬の初乳を飲んで免疫をつけるわけですが、その効果というのは生後2か月ほどで切れますので、その後というのは免疫力が弱くなります。免疫力が弱くなると命取りになってしまう感染症にかかりやすいです。神経が侵され場合によっては死に至るジステンパーやおう吐や下痢便を繰り返して脱水症状を起こすパルボウィルス感染症については特に注意しておかないといけません。こういう感染症については生後2か月から3か月ぐらいしてからワクチンを接種することによって防ぐことができます。

感染症予防のワクチン接種は必須であり、飼い主の義務だと思っておきましょう。

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