室内犬は散歩はいらない?

室内犬でも!ストレス解消やコミュニケーションに散歩のススメ

昔は、犬を飼う以上、散歩に連れて行くのは飼い主の当然の義務であるというように言われていました。しかし、最近では、室内犬は散歩させる必要はないという意見も聞くようになってきました。

 

この散歩がいらないという意見は、犬が必要とする運動量から考えたものではないかと思います。
室内飼いで、ある程度自由な行動を犬に許している場合、運動量は意外に足りているものです。また、散歩に行かなくても、飼い主が一緒に遊んであげれば、それだけでも小型犬には必要な運動量に達していることが多いと思われます。これだけを考えると、室内犬には散歩はいらないという考え方も成り立ちそうです。
逆にいえば、小型犬でも、室外でリードにつないで飼っているような場合は、ほとんど運動ができないので、散歩に連れて行く必要性が高いといえます。

 

では、室内飼いで適度に運動をさせていれば、散歩は不要なのでしょうか?
ここで問題になるのは、運動量を確保すること以外の散歩の目的です。散歩には、運動させること以外にも、様々な目的があります。
例えば、散歩は、犬のストレスを緩和します。
飼い主が十分に犬と接してあげる時間が取れれば、ストレスを溜めずにいられるかもしれませんが、十分に時間が取れるようであれば、散歩に連れて行った方が、効果的ではないかと思います。
また、散歩には、犬を社会化する(社会に適応させる)意味もあります。飼い主以外の人に慣れたり、他の動物や車に慣れたりといった経験を積むことで、犬も学習します。
この過程を踏んでいない犬は、見知らぬ人が近づけば吠え掛かり、車が近くを通れば激しくおびえるといった状態なってしまうこともあります。さらにいえば、散歩の最中に見知らぬものに触れ、刺激を受けることで認知症(犬も老犬になると人と同じように認知症になります)を防ぐ効果があるともいわれます。
このように、散歩には運動をさせる以外にも重要な意味があるので、結論としては、室内犬の場合でも散歩はさせたほうがいいと思います。