猫のかかりやすい病気【1歳〜6歳】

猫のかかりやすい病気【1歳〜6歳】

1歳から6歳までの猫は成猫と呼ばれ、メス猫であれば妊娠して子供を産むことができ、オス猫であれば交尾を行うことができます。

この時期の猫は比較的健康に過ごすことができますが、いくつかの病気はこの時期でも発症することがありますので、猫をよく観察しておくことが大切です。

 

かかりやすい病気の一つとして猫下部尿路疾患(FLUTD)と呼ばれる病気で、これは膀胱から尿道の範囲内で起こる病気の総称です。

代表的なものとして細菌性膀胱炎や尿路結石、突発性膀胱炎などがあります。
もし猫下部尿路疾患にかかった場合に見られる症状として排尿時に痛みが出るとかトイレ以外の場所で排尿する、血尿が出る、トイレに行くが尿が出ないなどがあります。この病気は原因が不明なものがあり、半分程度が突発性のものです。
尿道に結石ができて閉塞している場合には麻酔をかけた状態でカテーテルを用いて尿道の閉塞をもたらすものを取り除き膀胱内を洗浄し、急性腎不全を起こしているのであれば、その治療も同時に行います
。膀胱内に結石ができている場合は外科手術によって結石の摘出手術を行ったり、内科的治療によって結石を溶解させます。

 

この時期の猫は活発に動きますので、骨折が起きることがあります。

室内飼いの猫であればほとんど骨折することがないですが、高層階に住んでいる猫の場合はベランダから落下することがありますので注意します。外で飼われる猫は減少しているために交通事故による骨折は年々減少しています。

 

猫は犬と同様に虫歯になることは稀ですが、歯周病になることは多いです。

歯垢をそのままにすると歯茎にまで炎症が起こってしまい、最終的には口や歯だけでなく全身に影響が出ます。歯周病を防ぐためには定期的に歯磨きをします。