スコティッシュ・フォールドの特徴とかかりやすい病気

スコティッシュ・フォールドの特徴とかかりやすい病気

スコティッシュ・フォールドというのはスコットランドで見つかった折れた耳に特徴がある猫です。

なぜ折れて耳が形成されるのかというと突然変異により耳の骨の軟骨に異常が発生したからだと言われています。ただし、生まれた時はまっすぐな耳をしており、生後3週間から1か月ほどで耳が折れ始めますが、遺伝的に折れた耳になるのは30%ほどしかないです。

折れた耳をしているということからフクロウとかテディベアという別名を持っています。

 

スコティッシュ・フォールトは猫を飼うのが初めてというような人でも簡単に飼えます。
全体的に穏やかでおとなしく人懐っこいので、飼い主にすぐに馴染むことができます。鳴き声がそれほどうるさくなくて、留守番をさせることができるほど賢いので、マンション暮らしの人でも大丈夫です。

 

スコティッシュ・フォールトがかかる病気の一つに遺伝性骨形成異常症という遺伝性の病気にかかることがあります。

骨や軟骨の形成に異常が出て、軟骨がすりへって関節が狭くなったために痛みが出たり、末端部分の骨が変な形になって腫れたり、軟骨が増殖してこぶになってそれが大きくなりすぎると痛みが発生したりします。
発症するのは生後3か月から2年くらいの間と言われており、この時期を過ぎれば変形することは止まりますが、元に戻ることはありません。
最悪の場合は一生痛みを感じたり歩けなくなったりすることがあります。
骨にこぶのようなものが見つかったとか、触られたら嫌がるようなことがある、足を痛がるようなしぐさが見られるなどのことがあればすぐに動物病院に連れていきましょう。

 

あとは内臓疾患にもかかりやすいということが言われており、特に心肥大や腎臓障害などが起こりやすくなっていますので、十分に注意しましょう。