メインクーンの特徴とかかりやすい病気

メインクーンの特徴とかかりやすい病気

メインクーンはアメリカではじめて自然発生した猫で、北アメリカの寒さや暑さといった自然にも適応することができます。

メインクーンという名前はメイン州のアライグマという意味があり、長くてふさふさしているしっぽや大きな三角形の耳、ふさふさとしたなめらかな毛、大きくて筋肉質な体などはアライグマを彷彿とさせます。
家で飼われる猫種の中でもメインクーンは大きな品種の一つです。
オスの平均体重は6kgから8kg程度、メスの平均体重は4kgから6kg程度で、オスの中には10kgを超えるようなものも珍しくないです。そのため、とても成長が遅く成猫になるまでに3年から4年かかります。

 

外見はハードな一面、性格的には優しい猫種として知られています。

性格はとても温和なので、人間や他の猫種、犬などともうまくやっていけるタイプです。
人懐っこい一面がある一方であまりベタベタするのは好きではないので、付かず離れずという関係が一番よく、飼い主と一度信頼関係を持つと犬のような忠誠心を見せるようになります。

 

メインクーンの病気に関しては2つの遺伝性疾患に注意したほうがいいでしょう。

1つ目は肥大型心筋症と呼ばれる心臓疾患で、発症すると心臓の筋肉が異常に厚くなり、心不全や手足の麻痺、突然死などを引き起こします。根本的な治療法というのはまだ見つかっていないため、症状を安定させるための薬や痛み止めの投与といった対処療法が中心になります。
2つ目は脊髄性筋萎縮症といって脊髄の神経が消失することによって発生する病気です。
この病気が発症すると筋肉が萎縮したり、全身の筋力が低下したりします。最初は後ろ足が弱くなるところから見られ、次第に全身に広がっていきます。