猫のかかりやすい病気【6歳〜】

猫のかかりやすい病気【6歳〜】

6歳を超えた猫というのは高齢になるので、健康には注意するようにしましょう。

猫の寿命は10年から16年と言われていますので、うまく健康管理をしてあげれば長く生きることができることを意味しています。
一日の大半を寝て過ごしたり、ジャンプ力が落ちたり、ボケの症状が出たり、糞尿を漏らしてしまうなどのことが起きたら猫が老化しているということです。こういう年齢になると抵抗力が無くなりますので、病気の進行が速いです。何らかの兆候が見えたらすぐに動物病院に行ってください。

 

老猫がかかりやすい病気の代表例として慢性腎不全という腎臓病があります。

元々猫は尿の濃縮能力が高く、年を取るにつれて腎臓にどうしても負担がかかってしまいます。
慢性腎不全というのは腎臓の組織がだんだん壊れて行き、血中の老廃物を排出させることができなくなる病気です。この病気は完治させることができないために、食事管理と内科療法により病気の進行を遅らせるしかないです。
水をよく飲むとか頻繁におしっこに行く、血尿が混じることがある、トイレに行く回数が増えた、トイレでない場所でおしっこをするなどの兆候が見られた時は一回動物病院に検査を受けるといいでしょう。

 

甲状腺機能亢進症というのは95%が10歳以上の猫がかかるというデータがあります。

その病気というのは甲状腺ホルモンが過剰に分泌され行動が異常に活発になり、大量に食べるが体重が減ったり、大量に飲み尿量が増えるなどの症状が見られます。
のどを触ると甲状腺がこぶ状に肥大していますので飼い主でもすぐにわかります。治療法というのは手術により甲状腺を摘出したり、ホルモンの合成を阻害する薬の内服などがありますが、高齢の猫が多いために一般的には薬の内服でコントロールすることが多いです。